ブログ版・雌狐との闘い--愛しいみぅへ。--

★そもそも私自身が非凡な能力のある人間かも……。（今日のみぅへのメールから）

こんばんは、みぅ。

出会い系サイトで知り合った女性（晴美さんと言います）とは、まだ直接会うことはなく、メールのやりとりだけが続いているのですが、みぅのことも、有美のことも、サイトの人じゃないかと言って、私を疑いはじめました。やはり、にわかには信用しがたいらしいのです。確かに、常識的には理解しがたいことかもしれませんね。

『雌狐との闘い』のゲラを校正していた頃、確かカバーデザインの打ち合わせで、出版社の編集担当者に会ったのですが、そのときも、「不思議な話ですね」と言われました。私は、自分の感性に基づいて、雌狐を恐れたり、みぅにメールし続けてきたのですが、常識的には理解しがたいと言われれば、確かにそうかもしれません。

あと、もう一つの可能性としては、影で雌狐が糸を引いているということも考えられるのですが、なんとなくそれは考えすぎのような気がして、どうなのでしょうか。

晴美さんとの関係は、もしかしたら先が短いかもしれません。

みぅは私をどこまで信じているのかわかりませんが、せめて私がみぅを一番大切な人と思っていることだけは信じてください。

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★まずは感謝申し上げます。（今日のみぅへのメールから）

こんにちは、みぅ。

『雌狐との闘い』の続編の編集作業で、みぅ宛に書いてきたメールを見直しているのですが、そういえば、古谷先生の描いた『マンガ子育て入門』なんてありましたね。それから、みぅを唯一の恋人だとも書いたことがあったんですね。今は、それが発展して、妻になったのですから、やっぱり、私の気持ちはみぅに理解して欲しいなぁ……。

あとそれから、今見ている2005年～2006年頃は、平日は午後の3時くらいまでにメールを出していたようで、どうしてそのくらいの時間までに出すようにしていたのか、その理由は今となっては思い出せないのですが、おそらく、メール書きも一つの仕事のように思っていて、早く仕事を切り上げてゆっくりしようとの思いがあったのでしょう。

それにしても、この編集作業は、昔が懐かしく思えて、自分でも楽しみながら行っています。みぅがいてくれたから、あのようなメールが書けたんだよなぁ……。みぅに感謝しなきゃ！

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★続編を書こうかな……。（今日のみぅへのメールから）

職を離れて、うつと闘う上で何が大切なのか、あの、裾野で働いていた頃、抑うつがひどくなって、仕事を離れてそれからどのように過ごしたのか、いろいろと振り返っています。まずはじめに、休養が大切でした。それから、社会との繋がりを求めることで、不安を解消していきました。そして、みぅへのメールを編集し直して『雌狐との闘い』を出版することで、自信を取り戻しました。

今の私は、会社で働く自信をなくしています。『雌狐との闘い』の続編を作るには丁度区切りがよいし、みぅへのメールも『雌狐…』に載せた以降のものがたくさんあるので、編集作業を始めようとしています。続編の主題は、「どんな状況でもめげずにひたむきに頑張る」ということに置きたいと考えています。できることなら、この本を読んで励まされる、そんな感想をもらえるような内容に仕上げたいのです。

実際に出版するかどうかは、資金の問題があるので、原稿を書き上げて、資金提供者を募って……、ということになるかもしれません。時間はたっぷりあるので、まずは原稿を仕上げることから取りかかることにします。

ただ家でボケーッとしているだけでは、時間がもったいないモンね……。

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★しばらく療養に専念します。（今日のみぅへのメールから）

会社を離れて、病気の療養に専念することにしました。これまで、調子が悪いと度々会社を休んでいたのですが、そのような中途半端なことをいつまでも続けるよりも、きちんとけじめをつけた方が良いと思ったし、会社側からもそうした方が良いのではとの話があったからです。

しばらく療養するとは言っても、裾野で働いていたときほどひどくなっているわけではなく、気力が少し出なくて、会社でも少し体の重さを感じるといった程度の、軽いものです。無理をすれば働き続けられるのですが、それで悪化してしまって、以前のようにイライラしたり体がどうしようもなく重くなったりといった状態になってしまってはどうしようもないので、早めに休養することにしたのです。だからそれほど心配しなくても大丈夫です。

療養中に、気晴らしに三島まで遊びにいこうかなぁ……。相変わらず向こうにいた頃が懐かしいことだし……。

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★私にはみぅ一人で十分なのに……。（今日のみぅへのメールから）

昨日は、良かったのか悪かったのか、例の彼女とは会えませんでした。ただ、みぅと私との関係については、メールで知らせたところ、一応理解したようでした。メールでのやりとりでわかったこととしては、彼女も、私と一緒に住みたい、できることなら結婚したいと思っている一人でした。待ち合わせがうまくいかないのは、おそらく、彼女が私に会いに行こうとすると混乱した状態になってしまうことにあるのだと、私は推測しています。彼女へは、私の自宅の場所についても教えてあるのですが、訪ねてくる気配がありません。どうしたらよいのかわからないので、今は私から彼女へメールを出すこともやめてしまいました。出会い系サイトでのメールのやりとりにはポイントの購入が必要で、メールを見たり出したりするとポイントが減っていくのですが、進展が見込めないものにこれ以上お金を使いたくないのです。

そんなわけで、今日は、いつもの日曜日と同じように、午前中は胴腹の滝に水汲みに行って、午後は買い物に出たりして、今はこうしてみぅへのメールを書いています。メールを書き上げたら、母の誕生日祝いに、両親を私の車に乗せて外食に出かけます。親孝行はできるうちにしておかないと、後悔しそうな気がして……。

そう言えば、昨日のメールの途中から、みぅちゃんではなくみぅと呼ぶことにしたのですが、貴女はどちらが好きですか。例の彼女とのやりとりで気付いたのですが、ちゃん付けよりは、みぅと言った方が、連れあいを呼ぶのにふさわしいような気がしたのです。だからこれからは、みぅでいくことにします。

それにしても、例の彼女は、お酒にも多少の造詣があるみたいで、知性もそれなりにあったし、友達として付き合っていけたら面白そうだったのですが、私という一人の男の魅力に取り付かれてしまって、私から女としてみられたい、女として扱って欲しい、私の一番の女になりたいという思いが強いために、それでは我慢できないのでしょうね。私にはよくわかりませんが、みぅなら、同じ女として、そのような気持を理解できるのではないのですか。

私のこれまでの人生を振り返ってみると、私という一人の男に惹かれていた女性は、少なくとも一人二人といったレベルではなかったように思います。もてるというのとは少し意味合いが違うと私は思っているのですが、女性からみて、どうなのでしょうか。

なんだかとりとめのない話になってしまいましたが、できることなら、恋愛の大先輩である瀬戸内寂聴さんをお伺いして、私を取り巻く女性のことをご相談したり、恋愛について御教授して頂くことができたら、などと考えてしまいます。

ただ、みぅという一人の女性を選んだということについてきちんと意思表示し続けることは、非常に大切なことなのだと思い知らされています。

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★信じているので、信じてください。（11日のみぅへのメールから〉

午後から、例の彼女と会う約束があるので、午前中にメールしておきますね。昨日は、きちんと出社できました！残業も１時間こなしてきました！体調は万全、と言いたいところなのですが、家に帰ってきて、夕食中に少しふらふらしていました。

それにしても、やっぱりみぅちゃんへの一途な恋を貫きたいなぁ……。なんて言うのか、イイじゃないですか、一途な恋って……。女性からみても、いろいろな女性に目移りして浮気性の男より、多くの女性から好意を寄せられているにもかかわらず、ずーっと一人の女性を一途に愛し続ける男の方が、魅力的に感じませんか。それに、私の憧れとしてもそんな男性像があります。だから、私の結婚相手はみぅただ一人。他にはあり得ません。

今日会う女性は、私との結婚も視野に入れているような気がしています。これまでの出会い系でのメールのやりとりからも、そんな感じを受けました。だから、みぅのことは相手にきちんと話します。

彼女とは、どのような展開になるのか、少々読みかねているのですが、みぅと私の関係については、きちんと受け容れてもらえるように努力します。もしかしたら彼女を泣かせてしまうかもしれませんが、それでも私はみぅへの思いを変えないと誓います。

考えてみれば、これまでたくさんのメールをみぅに書いて、それによって私の心の慰みにしてきたのですから、その恩を忘れて他の女に走ることはできません。ここまで書いてみても、みぅが私を信じてくれるのか、いまだに信じ続けてくれているのか、不安はあるのですが、それよりも何よりも、まずはみぅも私を結婚相手と認めてくれていると信じることが大切ですよね。

とにかく、信じているので、信じてください。

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★また体調を崩していました……。（今日のみぅちゃんへのメールから）

7日から3日続けて休んでしまいました。

7日に、どうも会社に行く気力がなくて、1日だけのつもりで休んでクリニックに行って、気力が出るような薬をもらってきて……。ところが、その薬が誤算でした。その薬の副作用で、血圧が下がったらしく、ふらつきがひどくなり、8日も出社できなくなりました。それどころか、昼食もとりたくないくらいの気分の悪さで、一日のほとんどを寝て過ごしました。その日もクリニックに行って、症状を話したところ、血圧を測って(100-70mmHgでした)、薬は元に戻すことに……。今朝は、薬の副作用の反動が出たのでしょうか。朝から頭が痛くて、またしても出社できずに、このようなことでは、やっぱり会社で働き続けることは考え直さなくてはいけない気がしています。

物書きとして何とかやっていけるようになるには、まずは今書いているブログが注目を集めるようになることが大切だと思っているのですが、それにはどうすれば良いのか、悩んでいるところです。

ところで、出会い系サイトで私に好意を寄せるようになった彼女ですが、一度会ってみることにします、と言っても、待ち合わせがうまくいったらの話なのですが……。これから私が生きていく上で、もしかしたら何か力になってくれるかもしれません。みぅちゃんのことを妻と思っている私にとっては、非常に複雑な思いで会うことになりそうですが、一度会ってあげた方が良さそうな気がするのです。

何度も書いていますが、あの「サイトウさんと結婚する！」の言葉は忘れていないので、それだけは信じてください。

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★女心とはそのようなもの？？？（今日のみぅちゃんへのメールから）

もう会うことはないかと思っていたのですが、例の出会い系サイトの彼女とは、まだメールのやりとりが続いています。私のどこに彼女の心をここまで惹きつけてしまうものがあるのか、不思議でなりません。まだ一度も会っていない私に抱いて欲しいと言ってきているのですから……。

もしかして、女心とはそのようなものなのでしょうか。一度好意を抱いた男に抱かれたい、彼の腕の中で眠りたい……。

「サイトウさんと結婚する！」とまで言っていたみぅちゃんも、もしかしてそのようなことを思っていたのでしょうか。だとすれば、これまで何もできずにいる私は、貴女に謝らなければなりません。謝っただけで許してもらえるのかどうか、「妻」と呼んでみたところで、夫としての義務を果たすことができなければ、貴女の機嫌を損ねてしまうことは明白、といったところでしょうか。

例の彼女とのやりとりが続くことで、より私の妻であるみぅに会いたくなってしまいました。愛おしいというのは、こういうことなのでしょうか。

そのような思いがあるからこそ、例の彼女に会うことは、どうにもためらってしまいます。彼女はお金持ちらしいのですが、いくらお金を積まれても、私から動く気にはなれません。

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★無性に会いたくなって来ちゃったな……。（4日のみぅちゃんへのメールから）

昨日は、例の相手の女性と待ち合わせがうまくいかずに会えず、多分もう彼女と会うことはないでしょう。彼女からメールはまだ来ているのですが、私から会おうという気分にはなれません。一応メールに私の自宅の場所を書いたのですが、おそらく彼女が私のところを訪ねてくることはないでしょう。

そんなわけで、今夜はみぅちゃんのことを思いながらのんびりコニャックを飲めそうです。

それにしても、仕事のことをおもいっきり忘れ去って、みぅちゃんのところへ遊びに行けたら……、とついつい考えてしまうのですが、本当に、会いたいなぁ、みぅちゃん！顔を合わせることがなくなってずいぶん久しいので、このあたりで会って、改めてお互いの変わり様を確認しておきたいのですが、いかがでしょうか。

会いたいなぁ……、みぅちゃん！

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★やっぱりみぅちゃんが妻。（3日のみぅちゃんへのメールから）

30日に休んでから、とりあえず体調は持ち直しました。それはそれでよかったのですが、私にとって、ちょっと重大な問題が発生してしまいました。

懸賞か何かに応募したときに勝手に登録されてしまった出会い系サイトがあって、そこからのメールはいつも迷惑メールとして処理していたのですが、その中に、ちょっと見過ごせないメールがあったので、軽く返事を書いてしまいました。といっても、はじめは付き合う気がないことをはっきり書いたのですが、その相手の巧みなメール戦術に根負けして、会う約束をしてしまいました。とは言っても出会い系サイトでのメールのやりとりでのこと。本当に相手が来てくれるのかどうかさえ定かではありません。心がみぅちゃんにある私としては、相手が待ち合わせ場所に現れない方が気分的には楽なのですが、どうなることやら……。

みぅちゃんの「サイトウさんと結婚する！」との言葉は、いまも私の心の中で響いています。ただ、今日会う約束の相手も、私に対してかなりの思いを抱いているようなので、もし会えたとして、彼女が私のことを嫌いになることはないような気がしています。

何とか、うまく収まってくれるよい方法はないものかなぁ……。それに、やっぱりみぅちゃんのことを妻と呼び続けたいし……。

でも、もしみぅちゃんが私のことを言葉だけで騙していると思うのなら、それはそれで仕方のないことかもしれません。たとえみぅちゃんに信じてもらえなくなっても、私はみぅちゃんのことを妻と思い続けます。

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