愛しいみぅへ。
今日は9時半まで寝ていました。あまり深い理由はありません。たぶん寝ていたかったからなのでしょう。起きたら食事を摂ってコーヒー
を飲んで、ウェブでニュースをチェックして……。
お昼はバナナ
1本とヨーグルトで済ませました。午後はまず群論のお勉強をして、そのあと車でちょっと出掛けて、出掛けた先で車を止めて読書、『宇宙を復号する……』を読んできました。部屋にばかり籠もっていたら、脳がちょっとした刺激に敏感になってしまって、些細なことでピリピリと興奮状態になってしまうようなので、刺激に脳を慣れさせるために、ちょっとした刺激を求めて車でのお出掛けです。お家に戻ったらウェブの記事を読んで、そしてみぅへのメール
書きです。
さて、『宇宙を復号する……』の中に、こんなことが書いてありました。
情報が進化の証であるにもかかわらず創造論者は、進化を攻撃するのに情報理論を利用しようとする。実際、情報理論は「インテリジェント・デザイン(ID、知的計画)」運動の支えとされているが、この人たちがおこなう情報理論的な議論には重大な欠陥がある。たとえば、時がたつにつれてゲノムがさらに情報を集めるのは熱力学の法則に反するとこの人たちは論じるが、太陽のエネルギーと地球がエントロピーを捨てることによって、有機体がゲノムを保存、複製、修正し、しばしば、ゲノムに含まれる情報の量を増やすことができるのは事実だ。進化論は情報理論で崩れはしない。真実はその正反対である。
アメリカ人の半分は創造論者だと言うことを耳にしたことがあり、日本でも創造論者が聖書を片手にウロウロしているのにときどき出くわすことがありますが、そんなこともあってわざわざここまできっぱりと言い切らなくてはいけなかったのでしょう。情報理論は現実の物理現象をもとに構築された理論なので、進化論に味方するのです。
この『宇宙を復号する……』は、情報理論を科学のいろいろな分野に当てはめて論じてあり、その文章は充分に論理的で説得力があるので、納得しながら読み進めることができます。間違いなく、これは優れた書物です。
みぅに置いてけぼりにされないためにも、優れた書物から良質の知識を吸収しないと……。