「うつからの社会復帰支援について」というテーマで、以下に示す意見を首相官邸の意見欄に記入しました。
何もしなければ何も変わらないので、また書かせていただきます。
「うつは3ヶ月で治る」とおっしゃる医師もいるようですが、どのような条件が前提となっているのか、少なくとも私の場合は、この言葉は当てはまりません。うつで仕事を辞めてから6ヶ月たつのですが、未だに自殺という考えが膨らんでしまうこともあったりして、治ったといえる状態にはありません。
治らない理由は、いろいろなストレスが原因となっているからでしょう。仕事から離れたことによる生活の不安、周囲の人の目も気になりますし、うつに対する理解度の問題から、近所に公言するわけにもいきません。精神面の病に対する偏見は、もしかして自民党幹部にもあるのではないのでしょうか。立法府で働く人でさえそんな有様なのでしょうから、うつの理解度を高め、きちんとした支援が法制化されるようにするためにも、国政に意見し続けなくてはなりません。
うつで一番怖いのは、やはり自殺ではないかと思います。ただ、自殺を考えているだけでは、それがすぐに自殺につながることはない、というか、自殺を防ぐことは可能であると、私の経験から言うことはできます。とはいっても、自殺を考えているということは、何かのきっかけでそれを実行に移してもおかしくない状態な訳ですから、周囲の人はそれに気付いてあげて、うつの人を自殺に追い込まないように気遣う必要があります。
うつがかなり改善して、仕事に就く場合、新しい職場環境というのは、当然ストレスになるでしょうし、また、早く新しい仕事になじもうと無理をしてしまうことも、うつの再発、悪化につながる可能性があり、危険です。しかし、それだからといってうつになった人を働かせずにいたら、それらの人の生活費をどこか(おそらくは行政)が負担しなければならず、これも良い方法とは思えません。うつの人が会社に就職して働き続けることが、会社の負担にならないようにするための方法を考える、つまり、きちんとした制度を設けることが、今の社会には求められています。
うつになったらもう一生働けないということは、もちろんありません。働けるような仕組み作りを、是非ともお願いしたいし、うつで休んでいる間もそのことで生活不安に陥ることの亡いような制度作りを何とかしてほしいのです。是非とも早急に対応していただけるよう、よろしくお願いいたします。
毎日書き続けることは、正直大変なのですが、世の中を変えるには、それなりの努力が必要だと思っています。この問題に政府が取り組んでくれるのは、早ければ早いに越したことはないのですが、せめて、私が命をかけてお願いすることで変わってくれることを願っています。
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