4月27日(日)から耳の聞こえがおかしくなって、あまり気持ち良いものではなかったので、4月30日(水)に耳鼻科を受診しました。そこで聴力検査をしたところ、右耳の中低音の聞こえが悪くなっているとのこと。きちんとしたところで調べてみたほうがよいのでは、ということになって、5月1日(木)に日本海病院の耳鼻科を受診しました。ここで再度聴力検査をしたところ、耳の聞こえが戻っていたのですが、頭の中にできものや腫瘍がないかどうかを見るために、MRI検査をすることになりました。
その検査を受ける日が、5月15日(木)の今日ということで、受けてきました。MRIで頭の断面を見たのですが、MRIは私にとって初めての体験でした。病院に行って受付を済ませると、MRI検査室に通されました。検査室の更衣室で、身につけた金属類で外せるものは全て外して、検査衣に着替えます。磁気カードや貴重品類も更衣室内に置くことになるので、着替えて出てきたら、更衣室には鍵をかけていました。
MRI検査装置は、金属製の厚い扉の中にあって、と言うか、おそらくはシールドルームになっているのでしょう。私の前に検査をしている人が終わるまで、その扉の前でしばらく待っていたのですが、その扉の向こうから、ガーガーと大きな音がしていました。
いよいよ私の番になって、MRI検査装置の部屋に入っていくと、そこでは軽快なジャズがBGMとして流れています。装置のベッドに仰向けに寝ると、装置からかなり大きな音が出るからということで、ヘッドホンをするようにと渡されました。そして、検査中に体が動かないように、体をベッドにベルトで固定して、頭にも固定用のマスクをつけて固定して、いよいよ検査開始です。
ヘッドホンでは、部屋の中に流れていたのと同じジャズが鳴っていたのですが、検査装置のガーガーいう音はそれも聞こえなくなるくらい大きく、そんな音に耐えながら、ベッドに仰向けになってじっとしていました。途中で、造影剤を注射するために看護婦さんが入ってきて、処置が終わって部屋から出て行くと、またヘッドホンからのジャズを掻き消すガーガー音で、一連の検査が終わるまでじっとしていました。
ガーガー音がやんで、ヘッドホンからジャズが聞こえるようになって、ようやく検査終了です。検査にはどのくらい時間がかかったのでしょうか。10時過ぎに受付を済ませて、検査を終えて病院内の廊下の時計を見たら10時50分くらいを指していたので、検査にはおそらく20分以上かかったのでしょう。
そのあと、耳鼻科に行って検査結果が出るのを待ちました。耳鼻科の診察の前に、念のためもう一度聴力検査をしたのですが、普通に聞こえていました。それで、MRIの検査結果も異常なし。できものも腫瘍もありませんでした。今回の、耳の聞こえの異常問題は、しばらく様子見ということになりました。
ということで、ホッとしたのも束の間、検査・診察費用を聞いてびっくり。1万1千円もかかるとは……。どうせ大丈夫なんだろうということは分かっていたんだから、今回の検査は受けなきゃよかったかな、とも思いながら、帰ってきました。
それにしても、フトコロが痛いなぁ……。