「うつで失職した状態からの社会復帰支援」というテーマで書き込みました。意見内容を以下に示します。
うつで失職した状態からの社会復帰、つまりは、うつで仕事を続けるのがつらくなって離職を余儀なくされた状態から、病状が快復して職を得てうつを再発させることなく仕事を続けることができるようになるまで、政府が考えている支援策と、うつで失職した人が求める支援策の間には、大きな開きがあるように思えます。
まず、うつで失職を余儀なくされた場合、傷病手当は1年半しかもらえないので、私のような、うつを再発させてしまって職場に出ることがつらくなってしまったというケースでは、生活保護しかありません。その生活保護も、最終手段ということになっているので、手元のお金がなくなるまでは申請できません。しかし、このような状況は、私の病状を悪化させました。うつの診断書と離職票と本人確認のための書類で生活支援を受けることができたなら、うつを悪化させてしまうことはなかったと思うし、このような支援があれば、自殺を考えずにすんでいたはずです。
うつがかなりよくなって、仕事に就く段階でもいろいろな問題があります。まずは基本的にうつ病の人を採用してくれる会社がないこと。それに、たとえうまく採用されたとしても、再発させないためにはかなり慎重な対応が要求されること。
まず、新しい職場というのは、環境の大きな変化になるので、それだけでかなりのストレスになり、うつを再発させる原因になります。産業医などと相談しながら、職場の理解をえて慎重にその職場に慣らしていかなくてはならないと思うのですが、そのような職場はいったいどれくらいあるものなのか、これから就職を目指す私としては、ハローワークでこのような情報を得ることができたらと思うのですが、残念ながら、無理なのです。そんな情報を提供しているという話は聞いたことがありません。
それにしても、この問題に対して、政府はどのように考えているのか、おそらく、うつに対しては厚生部門が対応して、自殺については自殺対策室が対応して、就職については雇用部門が対応して、それぞれに予算配分しているのだから問題ないと思っているのでしょうか。しかし、それは、私の視点から見れば間違いで、厚生労働省内のいろいろな部門が連携して初めて対応できる問題であるというのが私の見解です。縦割り行政の弊害が未だしぶとく残っているのかもしれませんが、早くそこから脱却して、柔軟な対応をとれる体質に変わって欲しいものです。
大きなものに立ち向かって、それを動かそうとしているのかと思うと、それだけでわくわくしてきます。もちろん、こんなことに対して誰かが報酬をくれるわけではないのですが、それでも、今の私の仕事はこれだと思って、がんばって意見を書いています。