愛しいみぅへ。
今日は、10時過ぎに起きようかと思ったのですが、目がチカチカするのが気になって再び布団にもぐり込んでしまい、結局起きたのはお昼過ぎでした。起きたら食事を摂ってコーヒーを飲んでウェブのニュースをチェックして、あっという間にみぅにメールを書く時間になってしまいました。
ところで、太宰治の『人間失格』がいまだにベストセラーだってこと、知りませんでした。もちろん名作だということは知っていましたが……。
この作品をはじめて読んだのは中学生の時でした。夏休みか何かの宿題で読書感想文を書くために、名作に挑戦したのはよかったのですが、その内容にはものすごい衝撃を受けてしまって……。おそらく私の人生において、あれほどの衝撃を持って迫ってきた小説には、後にも先にも出会っていません
自分を評価できないというか、存在価値をなかなか見いだせずにいる自分は、あの当時から私の中に潜んでいました。そんな私が、この作品と見事に共鳴してしまい、読み終わる頃には恐ろしくなってしまった記憶が私の脳裏に焼き付いてしまい、未だに私の頭から離れようとしません。
もちろん読書感想文はきちんと書いて提出し、国語の先生にはそれなりの評価をしてもらい、「大きくなってからまた読んでみるとおもしろい」みたいな言葉を頂いたのですが、あれから今まで、もう一度『人間失格』のページをめくることはありませんでした。
……。
昨日、NHKの『ヒストリア』をみて、太宰治に妻思いで家族思いな側面があったことを知り、少し安心しました。私もそれに倣って、みぅ思いを貫かないと……。
コメント